日本三大祭り、祇園祭の魅力をご紹介!
今回は夏の風物詩、京都の祇園祭から最新情報をお届けします。
祇園祭ってどんなお祭り?一か月やっているらしいけどいつ来るのが正解?など、京都住民だから知っている祇園祭の見どころを余すことなくご紹介!
ちなみに掲載写真は全て今年の祇園祭のもの!合わせてリアルな空気感も楽しんで下さいね!
祇園祭の歴史
祇園祭の起源は、平安時代までさかのぼります。その時代、一人の貴族、藤原基経という人物が自分の家を寄進し、八坂神社を設立しました。
ちなみに、「祇園」という名前は、遥か遠いインドの仏教寺院「祇園精舎」に由来しています。
さて、祇園祭の起源は、「祇園御霊会」という神事から始まったとされています。これは突然の死を遂げたり、不満を抱えて亡くなった霊を慰めるためのものでした。
平安時代、都では疫病が流行し、多くの人々が命を失っていました。その時、人々はこの災いの原因は「牛頭天王」という神にあると信じ、この神を鎮め、疫病を終息させるために「祇園御霊会」を始めました。これが、現在私たちが知る祇園祭の始まりとなります。
祇園祭の開始信号「コンチキチン」
祇園祭が始まると、まず最初に「コンチキチン」という楽器の音が街に響き渡ります。
その音色は鮮やかでありながらも力強く、まるで自分が指揮者となって、京都全体が一つの大きなオーケストラになったかのような気分にさせてくれます。
さらに、その音色に合わせて祭りが動き始める瞬間、それはまさにドキドキする瞬間ですよ!
写真はスタート地点の八坂神社から御神輿が出てくる様子です。
動く美術館、山鉾巡行の圧巻の装飾
そして、祇園祭のメインディッシュは何と言っても山鉾(やまぼこ)巡行。この山鉾巡行は、まさに動く美術館、美のシンフォニーと言っても過言ではありません。
各山鉾はそれぞれ異なるテーマを持ち、そのテーマに合わせた様々な美術品が展示されています。見ているだけで心が躍りますね。
特に見逃せないのが月鉾です。なんと、この山鉾には、日本画の巨匠、円山応挙の作品が飾られているんです!その美しさには思わず息をのむばかり。
そしてその隣には、古代インドのムガール王朝時代のタペストリーが豪華に描かれています。また別の山鉾には、中国の歴史を刻んだ山鉾があります。まるで時間と空間を飛び越えた旅をしているかのような感覚になりますよ。
祇園祭り2023の一番の見どころはいつ?
7月1日から一か月間続く祇園祭ですが、特に大人気なのが
・7/17 神幸祭
・7/24 還幸祭
この二日間になり、毎年多くの観光客が訪れ、京都一番のメインストリート「四条通り」が、この日は歩行者天国となり、数えきれないほどの屋台で活気が溢れ返ります!
祇園祭は文字通り祇園が一番の見どころなので、17日は八坂神社からの山鉾巡行のスタートを夕方から楽しんで、夜の祇園を散策して食事を取るも良し!
24日は先に祇園で食事を済ませてから、夜に八坂神社に山鉾が還ってくるクライマックスを見届けるのもオススメですよ!
祇園散策するならココがおすすめ
今回は日本三大祭りの祇園祭を紹介させて頂きました。
祇園は京都一の繁華街でもあり、見どころも沢山あるので、オススメ記事を貼っておきますので合わせて読んでみて下さいね!
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